草間彌生のアーティスト人生を表すような「ハイヒール」モチーフの一作
草間彌生の代名詞とも言える網目模様の背景と、水玉模様が施されたハイヒールが描かれた一作。ハイヒールは1983年のアクリル画で登場して以来草間の作品に度々用いられる重要なモチーフで、本作はその初期の作品。ニューヨークのアートシーンで名声を高めた草間だが、73年に帰国するも日本では全くの無名。ニューヨークや東京で行った前衛的なパフォーマンスは「良妻賢母」をよしとする当時の風潮から美術界に受け入れられなかった。そんな時代を過ごした草間にとって、ハイヒールは女性の自立を象徴している。黒と黄色の背景や、赤と緑のハイヒールなど原色且つ対照的な配色も草間らしい。最近では、2002年にハイヒールをモチーフにした巨大な立体作品が制作され、鹿児島県にある「霧島アートの森」という美術館に設置されている。

ポップアートを超えた表現で世界を魅了し続ける唯一無二の「水玉の女王」
1929年生まれ。水玉模様やカボチャのモチーフで知られる日本を代表する前衛美術家の1人。10歳の頃より幻視のイメージから来る水玉模様などの絵画を描き始め、1957年に単身渡米。巨大な平面作品、ソフト・スカルプチュアなどを発表し、1960年代ニューヨークのアートシーンで重要な役割を果たす。1973年に帰国後、小説や詩集も手がけながら作品制作を続け、1993年ヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表として参加。2011~12年に開催された大規模な回顧展『YAYOI KUSAMA』がテート・モダン、ホイットニー美術館などを巡回し、国際的評価を決定的なものにする。2014年にはイギリスの専門誌『THE ART NEWSPAPER』が毎年発表する「世界で最も多くの観客を集めたアーティスト」に選定され、2016年にはアメリカの『TIME』誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。合わせてオークション市場での落札価格も高騰し、2019年には《Interminable net #4》が約795万ドル(約8億7,500万円)で落札されオークションレコードを更新。90歳を超える今も現役で活動を続けている日本を代表する女性作家。
参考オークション履歴
過去の類似作品のオークションレコードです
| 落札日 | 作品名 | 落札価格 |
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| 2024/11/30 | 靴 | 6,328,673円 |
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| 2023/04/29 | 靴 | 4,607,684円 |
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| 2021/06/19 | 靴 | 2,795,405円 |
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最新の成立履歴
| 成立日 | 枠数 | 単価 |
|---|---|---|
| 04/13 18:26 | 1枠 | 8,000円 |
| 04/05 11:33 | 1枠 | 2,700円 |
| 04/05 11:33 | 1枠 | 3,000円 |
| 04/05 11:30 | 1枠 | 3,000円 |
| 03/28 10:25 | 2枠 | 3,500円 |