バンクシーのアメリカ進出や価格高騰のきっかけとなった伝説の個展用に制作され、ギャラリーPOWの閉店に際し最後のリリースとなった幻の作品。
本作は、2006年にLAで開催され、ハリウッドスターやセレブが集まり話題となり(会場に訪れたブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのマネージャーは、その後バンクシーのマネージャーになったというエピソードも)、バンクシーのアメリカでの人気に火をつけた個展「Barely Legal」(意味:かろうじて合法)のために製作された。その後、2017年12月にバンクシーが自身のシルクスクリーン作品を発売していたオンラインギャラリーとも言える存在であったPOWこと「Pictures on Walls」を閉店。2003年のオープンから15年にわたり営業してきたPOWの閉店前に、約11年間販売せずにいた本シルクスクリーン作品をPOW最後を飾る記念作品として抽選で発売(限定500部)。
バンクシーのアーティスト活動を語る上で重要な存在であるPOWのエンディングを飾り、一つの節目となった作品とも言える。作品タイトルおよび作品内のフレーズ「Sale Ends Today」(販売は今日で終わり)や、その看板にすがる人々の様子に、バンクシー特有の風刺要素も感じられる。本作は、バンクシー本人のサインつきであることだけでなく、バンクシーが自身の作品の販売や真贋鑑定を行うために設立した機関「ペストコントロール」による証明書つきの真作。バンクシーのプリント作品の中でも大変人気が高い。シルクスクリーンの刷りが生々しく、作品状態も非常に良い一作。

風刺で世界へメッセージを発信し続ける神出鬼没の覆面グラフィティアーティスト
名前や姿を一切明かさず、世界各地のストリートにグラフィティを描いたり、自作を美術館に無断展示する覆面アーティスト。
1990年頃からイギリスのストリートで活動を始め、2005年のMoMAや大英博物館に無許可で自身の作品を展示するパフォーマンスで世界的に話題になる。現代社会や政治を風刺するダークユーモア溢れるステンシル絵画は、落書きでありながら非常に多くの人に愛されている。政治的メッセージを含む作品が多く、世界各地にゲリラ的に出没して作品を残している。日本では2019年に東京都・港区の防潮堤にバンクシーの作品と思われるネズミの絵が発見され、騒動になったのも記憶に新しい。
高額で売買される現代アートの世界には一貫して批判的な態度を取っているが、皮肉にも近年バンクシーの作品価格は急騰している。2018年の「シュレッダー事件」では自身の作品が落札された瞬間に作品がシュレッダーにかけられるという衝撃的な報道で世界を騒がせた。これを機にバンクシーの名は普段アートに関わらない層にも広く知られ、21世紀前半のアート界のスターとしての地位を不動のものとし、2021年にはコロナ禍で医療従事者を称賛した作品《Game Changer》が約25億円で高額落札され、自身のオークションレコードを更新した。
参考オークション履歴
過去の類似作品のオークションレコードです
| 落札日 | 作品名 | 落札価格 |
|---|---|---|
| 2025/06/05 | Sale Ends V.2 | 3,467,067円 |
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| 2025/04/01 | Sale Ends V.2 | 3,903,794円 |
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| 2023/09/28 | Sale Ends V.2 | 4,361,975円 |
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最新の成立履歴
| 成立日 | 枠数 | 単価 |
|---|---|---|
| 04/09 19:17 | 1枠 | 2,400円 |
| 10/31 12:41 | 2枠 | 4,000円 |
| 10/31 12:41 | 1枠 | 4,100円 |
| 10/18 12:30 | 1枠 | 6,000円 |
| 08/06 00:36 | 1枠 | 6,000円 |